もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら
SNSで影響力を持つ素人がヒット商品を生む時代。
『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』は、ネットで話題が拡散したパロディーから生まれた本。11万部のヒットを遂げた。
もし村上春樹がカップ焼きそばの容器にある「作り方」を執筆したらどうなるか。ツイッターで発信され、インターネットで一気に拡散したこのネタが、村上春樹のみならず、100パターンの文体で書籍化された。
三島由紀夫、夏目漱石といった文豪から、星野源、小沢健二らミュージシャンに至るまで、カップ焼きそばの作り方についての見事な描写がつづく。クリープハイプの尾崎世界観が「切実に馬鹿だから、なんかもう泣けてくる。」と推薦するように、その「なりきりぶり」がたまらなく実に面白いという声が多数。
「カップ焼きそばの作り方」という一つのネタから、パロディーの豊かな世界が広がる。